はじめに
2026年10月21日の夜、PHPの脆弱性への対応で官公庁や企業のホームページが一斉に止まりました。WordPressはPHPで動くので、WordPressで作ったホームページはすべて確認の対象になりました。
検索すると、CMSの比較記事は出てきますが、マーケティング部門向けの高機能な製品が並んでいて、会社案内とお知らせを載せている普通の会社のホームページには大きすぎるものが多いです。この記事では、会社のホームページの乗り換え先として現実的な12個を製品名で並べ、誰が更新するか、月額、サーバーを自社で持つか、WordPressからの記事の移し方、PHPのような停止の心配があるか、で比べます。料金と提供状況は2026年10月25日に各社の公式ページで確かめ、本文からリンクしています。
やめるかどうかの判断と、やめると失うものは前の記事に書きました。この記事はその続きで、移行先を製品名で選ぶ段階の人に向けています。当社は移行先のうち静的サイトへの移行をWordPress・PHPサイトの静的サイト化として請け負っています。
候補の分け方
12個の候補は、記事73で書いた4つの型のうち3つに、自社のサーバーに入れるインストール型を足した4つに分かれます。
- 静的サイト。ページを先にHTMLにして置くだけの作り。管理画面はなく、更新は手順書か制作会社。Astroなどの道具で作る
- ヘッドレスCMS。記事を書く管理画面だけをサービスとして借り、表示は別に作る。microCMS、Contentful、EmDashがここ
- インストール型CMS。WordPressと同じく自社のサーバーに入れて動かす。a-blog cms、Movable Type
- SaaS型CMS・ノーコード。サービスの上でサイトを作り、サーバーの面倒はサービス側が見る。STUDIO、Wix、Jimdo、ペライチ、ferret One、HubSpot、MovableType.net
4つ目の型「WordPressのまま保守を外注」は、乗り換えないので、この記事では扱いません。会員、EC、予約がプラグインで動いていて業務に組み込まれている会社は、記事73のWordPressのまま保守を外注を先に読んでください。
比較表
まず、月額の目安、管理画面の言語、更新のしかたを並べます。緑は安心できる点、オレンジは気をつける点です。月額は会社のホームページで使うときの最も安い有料プランで、税の扱いは各社の表記に合わせています。詳しい条件は次の節に書きました。
| 候補 | 月額の目安 | 管理画面 | 更新のしかた |
|---|---|---|---|
| ほぼ0円。ホスティングは無料枠に収まることが多い。構築費と更新代行費は別 | なし | 制作会社に頼む担当者が手順書で直すこともできる | |
| ソフトは無料。隔離したプラグインを使うにはCloudflareの有料プラン(月5ドルから) | 英語が基本 | 担当者が管理画面で | |
| Hobby 0円、Team 4,900円から(税抜) | 日本語 | 担当者が管理画面で表示は制作会社が作る | |
| Free 0ドル、Lite 300ドル | 英語 | 担当者が管理画面で表示は制作会社が作る | |
| スタートアップ 1,650円(税込)。サーバー代は別 | 日本語 | 担当者が管理画面で | |
| ソフトウェア版 132,000円(買い切り、税込)。クラウド版は月13,750円から(税込) | 日本語 | 担当者が管理画面で | |
| エントリー 3,850円(税込)。年一括なら月3,208円相当 | 日本語 | 担当者が管理画面で | |
| Mini 590円(年払い)から。独自ドメインはMiniから | 日本語 | 担当者が編集画面で | |
| パーソナル 1,300円(税別、一括請求の月額換算) | 日本語 | 担当者が編集画面で | |
| Pro 1,560円(税込、12か月契約の月額換算) | 日本語 | 担当者が編集画面で | |
| ライト 1,480円(税込1,628円)。3ページまで | 日本語 | 担当者が編集画面で | |
| 公式ページでは非公開。料金表をダウンロードして確認 | 日本語 | 担当者が管理画面でコンサル付きの契約もある | |
| 無料 0円、Starter シートあたり2,400円、Professional 54,000円(年払い) | 日本語 | 担当者が管理画面で |
次に、サーバーの持ち方、お問い合わせフォーム、WordPressからの記事の移し方、PHPのような停止の心配を並べます。サーバーを運営会社が持つものと、停止の心配が「サービス側」のものは、守りを運営会社に任せる形です。安全かどうかは各社の対応しだいなので、色を付けていません。
| 候補 | サーバーを持つのは | お問い合わせフォーム | WordPressの記事の移し方 | PHPのような停止の心配 |
|---|---|---|---|---|
| ホスティングHTMLを置く場所を借りる。管理するのはアカウントだけ | 別に足す外部のフォームサービスなど | 制作会社記事を変換して作り直す | ほぼなし公開ページ側にはない。フォームの送信先は別に守る | |
| CloudflareCloudflareの上か、自社で用意したサーバー | 別に足すプラグインか外部サービス | 公式の手順書き出しファイルを取り込む | 更新が残るPHPは使わないが、本体とプラグインの更新は続く | |
| 運営会社表示側の置き場所は別に要る | 別に足す表示側で用意する | CSVで取り込むWordPress専用の取り込みは公式マニュアルに見当たらない | サービス側管理画面はサービス側が守る。表示側が静的なら、表示側の心配は小さい | |
| 運営会社表示側の置き場所は別に要る | 別に足す表示側で用意する | 開発者APIで入れ直す | サービス側microCMSと同じ | |
| 自社PHP 8.1以上とMySQLが必要 | 標準で付く | 要確認公式サイトでは確認できず。制作会社に聞く | あるPHPで動くので10月21日と同じ確認が要る | |
| 自社ソフトウェア版。クラウド版ならシックス・アパートが持つ | 別に足すプラグインか外部サービス | 公式の手順古いバージョン向けの記述 | 更新が残る公開ページは静的に書き出す。管理画面はPerlで動き、本体の更新は続く | |
| 運営会社 | 標準で付く受付は月500件から。追加購入できる | 公式の手順Movable Typeと同じ | サービス側 | |
| 運営会社 | 標準で付くFreeは回答100件まで | 手で入れ直す公式ヘルプで取り込み手順を確認できず | サービス側 | |
| 運営会社 | 標準で付く | 公式ヘルプ公開済みの記事、画像、カテゴリー。下書きと予約投稿は手で移す | サービス側 | |
| 運営会社 | 標準で付く | 手で入れ直す公式ヘルプで取り込み手順を確認できず | サービス側 | |
| 運営会社 | 標準で付く | 手で入れ直す公式ヘルプで取り込み手順を確認できず | サービス側10月21日夜にペライチ自身も脆弱性対応で緊急メンテナンスをした | |
| 運営会社 | 標準で付く | 営業に確認 | サービス側 | |
| 運営会社 | 標準で付く | 営業に確認料金ページのよくある質問に移行の案内がある | サービス側 |
候補ごとの要点
静的サイト(Astroなど)
ページを先にHTMLにしてサーバーに置く作りです。公開サーバーでPHPもデータベースも動かないので、10月21日の夜に公開ページ側で急いでやることがなくなります。作る道具はAstroなどで、ソフト自体は無料公開されています。置き場所は、Cloudflare Pagesなら無料プランで月500回までビルドでき、会社案内の規模なら収まります。
WordPressの管理画面はなくなります。更新は、担当者が手順書を見て直すか、更新内容を制作会社に送って反映してもらうかです。更新が月に数回までの会社なら、この形で回ります。費用は、構築費と、更新を頼むならその代行費で、月額の利用料はほぼ発生しません。作り方の違いはWordPressを静的サイト化する3つの方法に書きました。
EmDash
Cloudflareが2026年9月28日に1.0を出したCMSで、WordPressに似た管理画面を持ちながら、PHPを使いません。ソフトは無料公開されていて、Cloudflareの無料枠で動きますが、プラグインを隔離して動かす機能はCloudflareの有料プラン(月5ドルから)が要ります。管理画面は英語が基本です。
入れる作業は技術者が行うもので、情シスの方が自分で入れるものにはなっていません。制作会社に頼むなら構築費と保守費が乗ります。静的サイトとどちらにするかはEmDashと静的サイト、会社のホームページはどちらに移すかで比べました。
microCMS
日本の会社が運営するヘッドレスCMSです。記事を書く管理画面だけを借り、ホームページの表示は別に作ります。料金は、Hobbyが0円でAPI5個・メンバー3人まで、Teamが月4,900円から(税抜)でAPI10個・メンバー3人、Businessが月75,000円からです。会社のホームページのお知らせと記事なら、Hobbyの枠に収まることがあります。ただしHobbyはデータ転送量が月20GBを超えるとAPIが止まる条件なので、画像が多いサイトはTeamで見積もります。
WordPressからの移し方は、公式マニュアルにCSVの一括取り込みがあります。WordPressの書き出しファイルをそのまま読む機能は、公式マニュアルでは見当たりませんでした。記事をCSVに整える作業は制作会社に含めてもらいます。表示側の構築は別に要るので、microCMS単体では乗り換えが完了しません。
Newt(2026年11月24日に終了)
Newtも日本のヘッドレスCMSで、乗り換え先の候補として名前が挙がることがありますが、2026年11月24日でサービスを終了すると2025年5月20日に告知され、新しいスペースの作成はすでに止まっています。古い比較記事には候補として載っているので、見かけたらその記事の日付を確かめてください。候補からは外します。
Contentful
海外のヘッドレスCMSで、料金はFreeが0ドルでユーザー10人まで、Liteが月300ドルでユーザー20人、Enterpriseは要相談です。公式サイトも管理画面も英語で、日本語の案内は多くありません。多言語サイトや複数ブランドを1つの基盤で回す会社向けの製品で、国内の会社のホームページ1つのためには大きいです。開発者がいる会社でなければ、microCMSのほうが扱いやすいです。
a-blog cms
名古屋のアップルップルが作る国産のインストール型CMSです。ライセンスは、スタートアップが月1,650円(税込、5ユーザーまで)、承認機能が付くプロフェッショナルが月11,000円、エンタープライズが月88,000円です。開発とテスト環境での利用は無料で、公開するときからライセンス費がかかります。
WordPressと同じく自社のサーバーに入れて動かすもので、動作環境はPHP 8.1から8.5とMySQL 8.0以降です。この製品でも、10月21日の夜にはWordPressと同じ確認が要ります。乗り換える理由が「PHPの停止を避けたい」なら、この製品では解決しません。乗り換える理由が「WordPressのプラグイン更新と表示崩れをなくしたい」「国産で日本語のサポートが欲しい」なら候補になります。
Movable Type と MovableType.net
シックス・アパートのCMSで、公開ページを静的なHTMLに書き出す作りを長く続けています。公式サイトは、PHPなどのプログラムを書かずにHTMLとMTタグだけでサイトを作れると説明していて、国内5万サイト以上に導入されていること、富士キメラ総研の調査で商用パッケージ型CMSの国内導入シェアが11年連続1位であることを製品ページに書いています。
ライセンスは3つの形があります。ソフトウェア版は132,000円(税込)の買い切りで初年度の保守が付き、2年目からは年間メンテナンスが44,000円(税込)です。自社でサーバーを用意します。クラウド版はシックス・アパートがサーバーを持ち、月13,750円から(税込)です。MovableType.netはSaaS型で、エントリーが月3,850円(税込)、年一括なら38,500円で月3,208円相当、ビジネスが月7,700円、エンタープライズが月16,500円です。お問い合わせフォームが標準で付き、受付上限は月500件から追加購入できます。
会社のホームページの規模なら、サーバーを持たないMovableType.netのエントリーかビジネスが現実的です。WordPressからの移し方は、公式ドキュメントにWordPressの書き出しファイル(WXR)を取り込む手順があります。古いバージョン向けの記述なので、今のバージョンでそのまま動くかは制作会社かシックス・アパートのパートナーに確かめてください。
STUDIO
日本のノーコードのサイト作成サービスです。料金は、Freeが0円でページ50まで、Miniが年払いで月590円(月払いなら1,290円)、Personalが月1,190円、Businessが月3,980円、Business Plusが月9,980円です。独自ドメインの接続はMiniからです。お問い合わせフォームは標準で付き、Freeは回答100件までです。料金ページに税込か税抜かの表記はありません。
デザインの自由度が高く、デザイナーが使う道具として広まりました。WordPressからの記事の取り込みは、公式ヘルプで手順を確認できなかったので、記事は手で入れ直す前提で見積もるのが安全です。お知らせが数十本までならその手間は小さく、数百本あるなら別の候補を考えます。
Wix
世界で使われているノーコードのサイト作成サービスで、日本語の編集画面があります。料金は、パーソナルが月1,300円、スモールビジネスが月2,300円、ビジネスが月2,700円、ビジネスプライムが月13,500円で、いずれも税別、選んだ利用期間分を一括で請求する形の月額換算です。独自ドメインは有料プランで使えます。
WordPressからの移し方は、公式ヘルプに手順があり、公開済みの記事、画像、カテゴリーを一度に5,000件まで取り込めます。下書きと予約投稿は手で移します。今回比べた中で、WordPressの記事を取り込む手順を今のバージョン向けに公式で書いているのはWix(日本語)とEmDash(英語)だけでした。
Jimdo
Jimdoクリエイターは、Freeが0円でJimdoのサブドメインのみ、Proが月1,560円、Businessが月3,380円、SEO PLUSが月5,525円、Platinumが月6,925円で、12か月契約の月額換算、税込です。独自ドメインの接続と広告の非表示はProからで、お問い合わせフォームは全プランに付きます。日本では2009年から提供されています。
Jimdoには、テンプレートから自分で組むクリエイターと、質問に答えると自動で作るAIビルダーの2つがあり、会社のホームページを作り直すならクリエイターのほうです。WordPressからの記事の取り込みは公式ヘルプで確認できなかったので、手で入れ直す前提です。
ペライチ
日本のサイト作成サービスで、名前のとおり1ページのサイトから始まりましたが、今は複数ページも作れます。料金は、ライトが月1,480円(税込1,628円)で3ページまで、レギュラーが月2,980円(税込3,278円)で5ページ、ビジネスが月3,980円(税込4,378円)で20ページ、プロフェッショナルが月6,980円(税込7,678円)で20ページです。年契約で1割以上安くなります。
会社案内、事業内容、アクセス、お問い合わせの4から5ページで足りる会社なら、レギュラーで収まります。公開ページ数の上限がプランで決まるので、お知らせを記事として積み上げる使い方には向きません。ペライチ自身も10月21日の22時50分から翌0時15分まで、ソフトウェアの脆弱性対応で緊急メンテナンスをしたと公式サイトに書いています。SaaSでも止まることはありますが、夜中に対応したのはサービス側で、利用者がやることはありませんでした。
ferret One
株式会社ベーシックのBtoBマーケティング向けサービスで、CMSに加えてフォーム、顧客管理、メール配信をまとめて持ちます。料金は公式ページでは公開されておらず、料金表をダウンロードして確かめる形です。契約は、ツールだけ、ツールとコンサル・代行支援、コンサル・代行支援だけ、の3つから選び、公式サイトは2,000社以上の導入実績を掲げています。
会社のホームページを置き換えるだけの目的には大きい製品です。資料請求を増やしたい、営業につなげたい、担当者がマーケティングを兼ねている、という会社が、CMSの乗り換えと一緒に検討するものです。
HubSpot Content Hub
HubSpotの顧客管理と一体になったCMSです。日本向けの料金は、無料が0円でユーザー2人まで(HubSpotのロゴが表示され、ウェブサイトページは30件まで)、Starterがシートあたり月2,400円(2026年10月時点では新規向けの割引で月840円)、Professionalが月54,000円(年払い。月払いは60,000円。3シートを含む)、Enterpriseが月180,000円です。管理画面は日本語です。
HubSpotをすでに営業や問い合わせの管理に使っている会社なら、ホームページを同じ基盤に寄せる意味があります。使っていない会社がホームページのためだけに入れるものではありません。WordPressからの移行は料金ページのよくある質問に項目があり、手順は営業に確認してください。
選び方の目安
12個の候補を、更新の頻度と人数、予算、デザインの自由度の3つで絞ると、だいたい次のように決まります。
| 会社の状況 | 向く候補 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 更新は月に数回まで会社案内とお知らせが中心で、担当者は1人 | 利用料はほぼなし。構築費と更新代行費だけ | |
| 担当者が自分で編集したい更新は月に数回。デザインは作り直してよい | 月590円から3,000円台 | |
| 記事を週に何本も複数人で出す承認や予約公開が要る | 月0円から8,000円台と、表示を作る構築費 | |
| 国産と日本語のサポートを重く見るPHPは続けてよい | ライセンス費とサーバー代 | |
| マーケティングの基盤も一緒に入れる資料請求や問い合わせを増やしたい | 月数万円から |
PHPのような停止の心配を乗り換えの理由にするなら、a-blog cms以外はどれを選んでも、10月21日の夜に自社でやることは減ります。減り方には差があります。静的サイトは公開ページ側に守るものがなく、SaaS型はサービス側が対応し、ヘッドレスCMSとEmDashとMovable Typeは管理画面の本体更新が残ります。
デザインの自由度は、静的サイトなら今のデザインとURLをそのまま再現できます。ヘッドレスCMSとEmDashは表示を作り直すのが一般的ですが、制作会社が作るので今のデザインに寄せることはできます。SaaS型とノーコードはサービスの枠の中で作り直すことになります。長く同じデザインとURLで運用してきた会社ほど、この差が大きく出ます。URLが変わるときの転送の話は記事73に書きました。
乗り換えの前に決めること
どの候補でも、見積もりの前に次の4つを書き出しておくと話が早いです。
- 今のサイトのページ数と、お知らせや記事の本数。候補のプランの上限(ペライチのページ数、microCMSの転送量、STUDIOのフォーム回答数)と照らす
- お問い合わせフォームの入力項目と送信先のメールアドレス。SaaS型は標準のフォームに移し、静的サイトとヘッドレスCMSは外部のフォームサービスを足す
- お問い合わせフォームに届く個人情報を、どこに預けるか。SaaS型は運営会社のサーバーに残るので、情報が漏れたときにどう公表し、どう連絡してくるかも確かめる
- サーバー、ドメイン、新しいサービスのアカウントを誰の名義にするか。制作会社の名義のままにすると、その会社と連絡がつかなくなったときに動かせなくなる
よくある質問
WordPress以外のCMSで、いちばん安いのはどれですか?
月額の利用料だけなら、静的サイトとmicroCMSのHobby、ContentfulのFree、STUDIOとJimdoとHubSpotの無料プランが0円です。ただし、静的サイトとヘッドレスCMSは構築費が別で、無料プランの多くは独自ドメインが使えないか、サービスのロゴが表示されます。会社のホームページとして独自ドメインで公開する最も安い有料プランは、STUDIOのMiniが年払いで月590円、Wixのパーソナルが月1,300円、ペライチのライトが月1,480円、JimdoのProが月1,560円です(2026年10月25日時点)。
乗り換えたら、10月21日のような停止はなくなりますか?
a-blog cmsはPHPで動くので、同じ確認が要ります。ほかの候補はPHPを使わないか、サービス側が対応します。なくなるのは「自社で夜中に確認して止める判断をする」仕事で、サービス側のメンテナンスで短時間止まることはあります。ペライチが10月21日の夜に緊急メンテナンスをしたのがその例です。
WordPressの記事はそのまま移せますか?
今のバージョン向けの公式の手順があるのは、Wix(日本語のヘルプ)とEmDash(英語の移行ガイド)です。Movable Typeは公式ドキュメントに手順がありますが古いバージョン向けの記述です。microCMSはCSVに整えてから取り込みます。STUDIO、Jimdo、ペライチは公式ヘルプで手順を確認できなかったので、手で入れ直す前提で見積もります。どの候補でも、画像とURLの引き継ぎは別に確かめてください。
まとめ
- WordPress以外のCMSは、静的サイト、ヘッドレスCMS(microCMS、Contentful、EmDash)、インストール型(a-blog cms、Movable Type)、SaaS型・ノーコード(STUDIO、Wix、Jimdo、ペライチ、MovableType.net、ferret One、HubSpot)に分かれる
- Newtは2026年11月24日に終了する。古い比較記事の候補はそのまま信じない
- 更新が月に数回までなら静的サイト。担当者が自分で編集画面を触るならSTUDIO、Jimdo、Wix。記事を週に何本も複数人で出すならmicroCMS、EmDash、MovableType.net
- a-blog cmsはPHPで動くので、PHPの停止を避ける目的では解決しない
- 料金は無料プランから月18万円まで幅がある。独自ドメインで公開する最も安い有料プランは月590円から1,560円の範囲(2026年10月25日時点)
- 乗り換えの前に、ページ数と記事数、フォームの項目と送信先、アカウントの名義を書き出す

